がんの先進治療について、知っておきたい基本知識

2016/05/09

がんの先進治療ってなに?

病院でがんの治療を受ける場合は、基本的に健康保険が適用されます。この健康保険が適用されるということは、国がお墨付きを与えたということなのです。そして、お墨付きを与える以上、確実に効果が見込めると結果が出た治療方法になります。つまり健康保険が適用される保険診療とは、よく言えば安定した、悪く言えば古い治療なのです。ですので、国のお墨付きがなくて、保険も適用されないというデメリットに目をつむってでも、今の治療法より効果が見込めるかもしれない、新しい医療を受けたい人もいます。そんな人たちのために、厚生労働大臣の認めた治療法が先進治療です。

がんの先端治療の費用はどのくらい?

普通のがん治療なら、健康保険でカバーされるので、自己負担額は費用全体の三割です。ただし、一部でも健康保険適用がない治療法が入っていると、一連の診療行為、そのすべてが自己負担になります。しかし、先進医療の場合は混合診療が認められ、先進医療の部分だけを自己負担で、残りは健康保険の適用となります。そして肝心のがんの先進医療にかかる費用は、たとえば重粒子線治療が約300万円、陽子線治療が約280万円、腫瘍脊椎骨全摘術が約200万円など高額な治療も多々ありますが、先進医療費の平均は約50万円なので、すべてが高額なわけではありません。とはいえ、健康保険の適応がされないために、保険診療に比べると高くはなるでしょう。

がんの先進医療についてのまとめ

日本でがんの治療を受けている人は約150万人、この中で先進医療を受けているのは全体の2%から3%程といわれています。少ないですが、先進治療といえども、がんの種類や場所によっては使用できなかったり、適切でなかったりする場合があるわけです。国のお墨付きが有り、健康保険が適応できて経済的な保険診療、お金がかかるが保険診療より効果がある可能性のある先進医療。これらのメリットデメリットを理解して、診療方法は選ぶようにしましょう。

これまでのがん治療と言えば、「手術」「放射線」「抗がん剤」治療などを思い浮かべるかもしれません。がん先端治療では遺伝子治療などで「がんにならない」体作りを目指しています。

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